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嵐、NETFLIXでドキュメンタリー配信

2020年いっぱいで活動休止を発表している「嵐」が最後の年に全世界に向けて発信を開始する。アメリカ大手映像配信会社「NETFLIX」(ネットフリックス)と組んでドキュメンタリーを約一年間にかけて配信することとなった。

12月13日こんなニュースが日本を駆け回った。嵐も最後の年にやってくれますね。

しかもNETFLIX独占配信である。ファンなら絶対契約して必ず見るだろう。

最近「Hulu」「Amazon prime video」「dTV」「U-NEXT」等のVOD(Video On Demand)サービスを利用している方も多いのではないでしょうか。自分の好きな時間に好きなデバイスで視聴できて便利ですよね。

今まで地上波テレビ局とずぶずぶの関係だったジャニーズ事務所が選んだNETFLIXに少し興味がでてきたので調べてみることにしました。私は契約していませんがどの様な会社なのか気になったので調べてみる事にします。

創業期

  • Netflixは現CEOのリード・ヘイスティングマーク・ランドルフによって1997年8月29日、アメリカのカリフォルニア州スコッツバレーにて設立される。当初はマーク・ランドルフがCEOでした。
まだ会社ができてから22年しか経っていないんですね。

 

  • 当初はオンラインでのDVDレンタル事業を手掛ける。このアイデアはヘイスティングが「アポロ13」のビデオをレンタルした時に返却期限に間に合わずに延滞料金を支払った事がきっかけとなった。
誰しも一回くらいは経験あるんじゃないでしょうか。そんなささいな事を事業にできるかもと思う発想がすばらしいです。

 

  • 当時はウェブサイトにて注文したらDVDが自宅に送付され、視聴後それを送付して返却という仕組み。DVD一枚につき1週間4ドル+送料・手数料で2ドルという料金だった。
忙しい人には便利なサービスですね。返しに行く時間分の送料と手数料をはらうといった所でしょうか

 

  • 1999年に定額制のレンタルサービスを開始します。月額15ドルでDVDを本数制限なし・延滞料金なし・送料なし・手数料なしという画期的なサービス
これは画期的ですね今はやりの「サブスクリプション」のはしりではないでしょうか。いくら借りても上限が決まっているという安心感。

 

  • ウォルマートも同様のサービスで参入するが2012年にレッドボックスに事業を明け渡すまでレンタル業界1位の座を守り抜く。
お約束の二匹目のどじょうですね。しかしパイオニアのアドバンテージで1位を守りぬいたのはえらいですね。日本でもDMMが同様のサービスを行っていました。

レンタル事業で業績をのばす

  • Netflixは2000年に会員の評価に基づいておすすめの作品を提示する「レコメンド機能」を導入する。この頃はアメリカ国内に60万人の会員を抱えるまで成長。
「あなたにおすすめ」というあれですね。このころから出てきたんですね。

 

  • 2002年にはNASDAQに上場する。
ついに上場ですねNASDAQはIT企業の登竜門と言われており、AmazonやYahooなどもここから急成長しました。

 

  • 2004年に取り締まり役員を務めていたマーク・ランドルフが会社をやめる。
ランドフルは後に世界企業となる前に会社を去っています。2019年に発売された自伝で退職した事を後悔していないと語っています。・・ホントかな(~_~;)

 

  • 2005年には会員数が420万人を超える
わずか創業7年でここまでの規模になれるなんてすごい経営手腕です。自分なんて7年経ったからと言って・・・

レンタルからVODへ

  • 2007年主要事業であったDVDレンタルサービスからビデオ・オン・デマンド(VOD)方式によるストリーミング配信サービスに移行
もう円盤を入れなくてもよくなったんですね。2007年アメリカではサブプライムローンが問題になった年です。VODの黎明期は逆風だったんですね。ちなみに初代iPhoneも2007年発売です。

 

  • 2008年から2010年頃、大手メーカーと組んでゲーム機、ブルーレイディスクプレイヤー、インターネット接続テレビ、アップル製品といったマルチデバイスでの配信に対応
プレイステーション3とかXbox360で見れたんですねこのころから家庭用ゲーム機がネットにつながりだしたんですね。そしてiPhoneやiPadで見られるようになった事が大きいと思います。どこでも好きな時に、好きなデバイスで見られる様になりました。

 

  • 2012年にはエミー賞の技術部門賞の「プライムタイム・エンジニアリング賞」を受賞。このころには会員数2710万人、売上高は9億4500万ドルとなる。
エミー賞とはアメリカのTV業界での権威ある賞ですね。映画におけるアカデミー賞みたいなもんです。受賞理由はストリーミング配信を世に広めた功績です。
すごい会員数ですね。やはりネットの力は偉大ですね。当たった時の伸びが半端ないです。

 

  • 2013年に配信を開始したドラマ「ハウス・オブ・カード野望の階段」は有名俳優、有名監督を迎え、製作費は1億ドルを投じられた。
この頃からオリジナルコンテンツに力を入れ始めます。日本円で約120億円も費用をかけて作るとはハリウッド映画並みですね
配信方法も1クール全話配信を行いました。テレビの様に毎週決まった時間にテレビの前に座らなくても好きな時間に好きな場所で見ることができます。

そして日本へ

  • 2015年9月日本でのストリーミング配信サービスを開始
フジテレビとコンテンツ提携をしてテラスハウスの新シーズンの配信などを行いました。

 

  • 2017年8月アメリカのコミック出版大手「ミラーワールド」社買収
ミラーワールド創設者のマーク・ミラーはマーベル社所属時代に「アベンジャーズ」等を生み出したクリエイターです。マーベル映画にも強いんですね。

 

  • 2017年アカデミー賞で短編ドキュメンタリー賞を受賞、各国の映画祭にて受賞及びノミネート多数
オリジナルコンテンツ「ホワイト・ヘルメット-シリアの民間防衛隊」にて受賞。エンタメ作品だけでなく、こういったドキュメンタリーにも強いんですね

 

  • 2018年現在会員数1億2500万人、190ヵ国以上で配信、売上高は157憶ドル(1.8兆円)
ちなみに日本のTV局の売上高はというと

フジテレビ  :  2600憶円

日本テレビ  : 3100憶円

TBS  : 2200億円

テレビ朝日  :  2400億円

NHK :  6900億円

以上を合計するとおよそ1,7兆円です。為替レートにもよりますが日本の主要民放とNHKを合わせた位の規模になるんですね。

まとめ

調べていくとネットの力をうまく利用して急成長した会社と解りました。ポイントは下記のようになります。

NETFLIXのポイント
  • 当初は定額制レンタルDVD
  • ストリーミング配信をいろんなデバイスで展開
  • オリジナル作品の充実させて全世界へ

現在ネットであらゆる事ができる世の中になっていますね。テレビも衰退していくメディアと言われて久しいです。テレビが面白くない→みんなが見ない→収益が下がる→制作にお金がかけられない→テレビがさらに面白くないの負のスパイラルに入っている日本のテレビ局が対抗できるとは到底思えません。

おそらくテレビ局は競争に負けて潰れるか、こういった映像配信会社に買収され一制作局となり下がってしまうのではないのでしょうか。スポンサーのお金の流れも変わっていきそうです。

以上調べてみた結果となります。NETFLIXにより興味が出てきたので本でも読んでみようかなと思います。また読んだ結果も報告しますね。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

NETFLIXに加入してみようかな・・・月額\800~\1800か・・・Amazonといい、どんどんアメリカの会社にむしり取られていくな・・・