前回はふるさと納税の仕組みについて説明させて頂きましたが、今回は実際の方法について説明させて頂きます。まだ前回の内容見てないよという方はふるさと納税の仕組み、問題点も・・・をご覧ください。
ふるさと納税には「ふるなび」「さとふる」などのいろんなサイトがありますが、私は楽天ふるさと納税を利用しました。この様なサイトは個人の納税者とそれぞれの自治体をコーディネートしてくれます。ですので例えば○○の役所に連絡して
「ふるさと納税したいんですけど担当の部署どこでしょうか…」
「それでしたらふるさと創生課になりますので、担当部署につなぎます。」
という様なめんどうな事をせずにすみます。
誰でも気軽にできますので今年こそはふるさと納税してみませんか。
楽天ふるさと納税で楽天ポイントをためよう
私がなんで楽天を選んだのかと言うと私は楽天カードを持っているので楽天ポイントがたまるからです。SPU(スーパーポイントアッププログラム)やお買い物マラソン、スーパーセール、5の倍数の日などに購入すると条件によっては普段の40倍程のポイントがたまったりするからです。
で実際どうやるのかと楽天市場で商品を購入する流れと全く一緒です。「ですので商品を選んで買う」これを行うだけでふるさと納税できちゃいます。
商品を見てみよう
まずは楽天ふるさと納税と検索して、楽天市場のふるさと納税のページに行きます。※画像はPCの場合です。
お米にいくら、美味しそうないちごなど食品がランク上位になっていますね。このほかにも画像左端の「お礼の品を探す」のらんに載っているジャンル(お肉、魚、米、フルーツ、お酒、キッチン用品、旅行なんてのもあります。)
ないジャンルを探すのが難しい位のラインナップですね。ここから商品を選んでいきます。商品が多すぎて選ぶのが大変です。
それで写真の下の金額がふるさと納税の金額になります。「お米20kgで16000円て高くない?」と思ってしまいそうですが、これは返礼品です。16000円納税するとお礼としてお米20kgもらえるという事ですね。
2019年度より返礼品の上限金額が納税額の3割に定められましたので、この場合だと16000円の3割で4800円相当の商品という事ですね……えっ、20kgで4800円って安くないですか、しかもコシヒカリで……本当に3割なのかな……という事は置いておきまして次に行きましょう。
楽天IDで個人情報入力の必要なし
早速商品を選んでいきたい所ですが、ログインの確認をしておきましょう。楽天IDでログインすると楽天がそれぞれの自治体とやり取りしてくれますので個人情報の入力を省く事が出来ます。
画像の右上の赤丸のマイページをクリックしましょう。ここで楽天IDを入力してログインしましょう。楽天IDをお持ちでない方はこの機会に楽天カードを作ってしまいましょう。あとでも説明しますが、楽天カードだと楽天市場で購入するとポイントが3倍になります。しかもさらにポイントが…
ログインするとふるさと納税のマイページになります。この画面で寄付(ふるさと納税)した自治体数と寄付した合計金額の確認ができます。
特にワンストップ特例制度を利用される方は5自治体までになっていますので確認に便利ですね。
ふるさと納税できる金額を調べよう
ふるさと納税には各個人によって納税できる金額が決まっています。詳しくは今さらだが「ふるさと納税」をやってみたで詳しく説明していますので、知りたいという方はご覧ください。
ここでは楽天市場のシュミレーターを使っていきましょう。「かんたんシミュレーター」と「詳細版シミュレーター」があります。両方説明しますね。
かんたんシミュレーター
画面の左のメニューに控除金額シミュレーターという項目がありその中に「かんたんシミュレーター」がありますのでそちらを選びます。※下の画面の赤丸の場所です。
年収と家族構成と扶養家族を入力すると控除額が表示される様になっています。入力していきましょう。
こんな感じですね。上の場合は年収500万円で既婚で配偶者控除あり、扶養家族は0~15歳までが2人の場合です。このケースの場合は54825円が上限金額です。入力するのに1分かからなかったです。
保存するを選ぶと先程のマイページに金額が表示されるようになります。
詳細版シミュレーター
先程のメニューのかんたんシミュレーターの下に「詳細版シミュレーター」がありますのでそちらを選んでください。こちらはより詳細に入力できます。株式や不動産など複数の所得がある方や住宅ローン減税、医療費控除などをされる方はこちらで確認できます。会社員の方は源泉徴収票を手元に用意してください。
情報を入力していきます。前年時の源泉徴収票をご用意下さい。※厳密にいうと入力時点でその年の給料の支払い金額や控除などは確定していませんので、実際は差がでる可能性があります。
あくまでも参考になります。実際のふるさと納税の金額は少し控えめにしておくことをお勧めします。
源泉徴収票を元に下記の欄を入力していきます。基本情報は必ず入力して下さい。それ以外で該当しない所はそのままで構いません。特に医療費控除はまだ確定していない事がほとんどだと思いますので、1月1日~12月31日までの該当する医療費の概算だけでも入れておくと良いと思います。
医療費控除とはその年に支払った医療費の次の式に当てはまる物を言います
医療費の実費ー医療保険などで補填された費用ー10万円=医療費控除の金額
※同居の親族なども対象になります。
上記の項目の該当する所を入力していきます。
実は私も入力しようと思ったのですが、入力したら最後、楽天に収入のすべてを把握されると思ったので怖くなってやめました(笑)別にそんなの気にしないよという方はより詳細に解るのでよいと思います。
個人的にはかんたんシュミレーターでざっくりとした概算を入力して出てきた金額より5千円から1万円ほど控えるのが良いと思いました。
いざ注文
ふるさと納税できる金額がわかったら実際に注文してみましょう。
試しに先程から気になっていたお米のページに行ってみましょう。
①
商品名、金額、付与ポイント、送料の記載があります。その下の方にふるさと納税に関するチェックがあります。これらをチェックします。この自治体では寄付金の用途を選択できます。ワンストップ特例制度を利用される方は希望するを選択して下さい。お届け時期も選べる様ですので、別口で注文して無くなったころに届くようにすることもできそうですね。
これらをチェックして「寄付を申し込む」をクリックして次に進みます。
ここで楽天ポイントがどれだけもらえるか確認できます。私の場合はSPUが7倍ですのでこの場合でしたら1120ポイントになります。
これがその時期で開催しているイベントに合わせて注文した場合にはもっと増えます。例えばお買い物マラソンで10店舗購入した場合は+10倍になります。それが5の倍数の日だったらさらに+1倍になります。合計で 7倍 + 10倍 + 1倍 =18倍 になります。この内容でポイント計算すると2880ポイントになります。
人によってはさらにポイントは増えます。このポイントは楽天市場でも使用できますが、実店舗でも使える所も多いです。次の様な店舗ですね。
または楽天Edyや楽天Payでもポイント使用できますので、それらを利用できる店舗でしたらポイントと使って買い物できますね。
②
寄付を申し込むをクリックすると次の画面になります。
ふるさと納税を行うと寄付金証明書が自治体より送付されます。注文者情報の氏名、住所が住民票の情報と違う場合は注文画面で入力して下さい。といった注意書きの表示になります。該当される方はご注意下さい。
③
買い物かごへ進みます。ログイン画面になります楽天会員のIDをお持ちの方は入力お願いします。会員でない方は下の個人情報を入力していきます。
④
ログインを行うと注文内容の確認画面になります。送付先などは自動入力されていますので内容を確認下さい。②所の注意書きに該当する方はここで注文者情報を変更します。また、プレゼントしたい場合など送付先の変更も可能です。
パソコンで操作するのはここまでです。ここからはスマートフォンのアプリで注文すると0.5倍ではありますが、ポイントが増えます。ポイントを気にされる方はスマホアプリから注文確定して下さい。
スマホの画面です。同じ内容の注文ですが、ポイント倍率と獲得ポイントが違いますね。これは楽天市場で他の商品を注文する時も一緒ですので、パソコンで注文される事が多い方はよかったら最後はスマホアプリから注文して下さい。アプリを開くと買い物かごに同じ内容で入っていますので、あとは注文確定を確定するを押すだけです。
注文の際にたまっているポイントを使用してふるさと納税することもできます。ポイントで全額支払いしたら実質タダでふるさと納税する事も出来ます。
ワンストップ特例制度を利用される方は5団体までとなっていますので6団体以上のふるさと納税をする方は確定申告が必要になります。
注文の品の到着を待ちましょう
後は注文の品の到着を待つのみです。物によっては到着に日数がかかる物もあります。商品内容のページに注意書きが載っている事が多いのでそれを目安にしてください。また商品より先に寄付金証明書などの書類が自治体から届くケースが多いと思います。その場合は先に記入して送り返しておきましょう。
書類に記入しよう
届いた書類を確認すると「寄付金受領証明書」とワンストップ特例制度の申請書類が入っていると思います。確定申告をされる方は寄付金受領証明書を大切に保管して翌年の確定申告に備えて下さい。
ワンストップ特例制度を利用される方は書類に記入して返送が必要です。下の様な書類が届きます。
書類の記入
届いた書類には住所等は記入されていると思います。
記入する内容は次の通りです。
- 氏名をフリガナ付きで記入
- 認印を捺印する
- マイナンバーの個人番号の記入
- 性別を選ぶ
- 生年月日の記入
- 上の画像の下の赤丸2つの所にチェックを入れる
書類のコピーを準備します。
下の3パターンの内どれか一つの書類を準備してそのコピーを取ります。
マイナンバーカードの両面コピー
マイナンバーの通知カード、住民票(個人番号付き)の内どれか1つのコピー
+
運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、身体障碍者手帳、の内どれか一つのコピー
マイナンバーの通知カード、住民票(個人番号付き)の内どれか一つのコピー
+
健康保険証、年金手帳、国税・地方税・社会保険料・公共料金の領収書、納税証明書の内どれか2つのコピー
書類の送付
記入した書類と準備したコピーを同封してふるさと納税先に返送します。返送用の封筒を入れてくれている自治体もあります。この場合は切手代がいらないのでそちらを利用しましょう。ない場合は自分で用意して下さい。
- ワンストップ特例制度を利用する場合は必ず申請書類を提出して、書類の不備が無い様にして下さい。翌年の住民税の控除が受けられません。
- 申請書は翌年の1月10日までに自治体に必着となっていますので、間に合う様に返送してください。
申請受付
記入した書類をふるさと納税先の自治体が受け付けると登録しているメールアドレスにメールが届きます。もしくは受付完了の書類を送付してくる自治体もありますので、それによって手続きが正常に完了した事を確認できますので安心です。これで無事完了です。
まとめ
今回のふるさと納税のポイントをまとめると下記になります。
- 操作が簡単。楽天市場で普通に買い物するだけ
- 楽天ポイントがたまる。
- 買い物マラソン、楽天スーパーセール、5の倍数の日に注文しよう
- 注文はスマホアプリで
- ワンストップ特例制度利用は5団体まで
- 申請書類に不備が無い様に返送
やってみると思ったより簡単ですよ。あとは返礼品をお楽しみください。私は「カニ」を注文しました。カニ鍋です。しめは雑炊にしました。行動しないとこの恩恵を受ける事ができませんので、皆さんもぜひチャレンジしてみて下さいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。