「これから投資を始める人に楽天証券をおすすめする6つの理由」
株や投資信託は一部のお金持ちがやっているイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。たしかにひと昔前は株を購入するのにも100株単位でしたので、まとまった資金が必要でした。しかし今では1株単位からの購入も可能ですので、少額でも株や投資信託を始める事ができます。
特に今は政府もNISAや積立NISA、idecoなどの税金優遇措置をとっていますので、投資を始めやすい環境がととのってきました。
株式や投資信託、FXを始めようという方はまず証券口座がないと取引できません。なにそれって思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。私も最初は知りませんでした。証券口座とは購入した株や投資信託入れる口座です。まずは証券口座を作らないと第一歩がふみだせません。
そこで私がおすすめするのは「楽天証券」です。口座開設も無料ですし。管理料等もかかりません。この記事ではなぜ楽天証券をおすすめするのか6つの理由を交えてお伝えしたいと思います。
楽天証券のおすすめポイント
楽天証券にする理由は次のとおりです。
- 取引手数料が安い。
- 24時間いつでも買い付けできる。
- 楽天ポイントが使える。貯まる
- 楽天市場でもらえるポイントが増える。
- 支払いを楽天カードにするとポイントがもらえる。
- 楽天銀行とマネーブリッジで優遇金利になる。
結論:「楽天証券+楽天銀行+楽天カードで投資信託積立支払い+積立NISA」の組み合わせが
次からはそれぞれの内容を見ていきましょう。
手数料
証券会社はいろいろありますね。実際に店を構えている所から、ネット証券と言われる店の無い証券会社もあります。楽天証券はネット証券にあたります。私はネット証券をおすすめします。なぜかと言うと手数料が安いからです。
おすすめポイント① 手数料が安い
考えてみるとネット証券の手数料が安いのは当然ですよね。実店舗だと建物等の維持費がかかり、人も多く抱えないといけません。ネットだと店を構える必要はないですし、人員も最低限にできます。
具体的にどんな手数料があるかというと投資信託には代表的な手数料が3つあります。
購入時手数料 | 投資信託を購入する時に販売会社に支払う手数料 |
---|---|
運用管理費用(信託報酬) | 販売会社、運用会社、管理会社に支払われる手数料 |
信託財産保留額 | 投資信託を解約する時にペナルティーとして支払う手数料 |
下は某大手N証券で販売されている投資信託の目論見書の一部です。海外株式を主要投資としたインデックスファンドの物です。
目論見書(もくろみしょ)とは投資信託を購入するにあたり投資判断に必要な重要事項をせつめいした書類です。ネット証券の場合は電子交付で確認できます。

楽天証券で販売されている「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」(楽天VTI)の目論見書の一部です。

それでは両者をくらべてみましょう
N証券 | 楽天証券 | |
購入時手数料 | 1.1% | なし |
運用管理費用(信託報酬) | 年0.605% | 年0.162% |
信託財産保留額 | なし | なし |
こうしてみると購入時手数料がない方が良いですが、N証券も1.1%ですので良心的に思えますね。運用管理費用はよく信託報酬と言われますが、こちらに至ってはわずか0.443%の違いです。こんなの誤差の範囲ですよね。
ここに今から投資信託を始めようとしているAさん、Bさんがいたとします。
AさんはN証券も楽天証券もわずかな違いしかないし、実際に店舗がありプロに任せられるN証券にしました。【Aさん N証券】
Bさんはわずかな違いでも手数料を抑えた方が良いと思い楽天証券で自分で商品を選んで運用する事にしました。【Bさん 楽天証券】
AさんもBさんもそれぞれ月3万円ずつ積立していくとしましょう。年間でどのくらい変わるのでしょうか。
計算式は次の様になります。
年間購入時手数料 = 月々の積立て金額 × 手数料率 × 12ヶ月
運用管理費用(信託報酬) = 運用中の基準価額 × 保有数量 × 信託報酬率
※基準価額は両者とも11,000円(1万口あたり)とします。保有数量は1年間で36万口になったとします。(投資信託の単位は1口です。)
※基準価額とは株で言う所の株価です。
上の条件を元に【Aさん N証券】、【Bさん 楽天証券】で積み立てた場合を比較してみます。
【年間購入手数料】30,000 × 1.1% × 12 = 3960円
【運用管理費用(信託報酬)】11,000 × 36 × 0.605% ≒ 2395円
【年間購入手数料】 なし
【運用管理費用(信託報酬)】11,000 × 36 × 0.162% ≒ 641円
実は運用管理費用は基準価額が毎日変化しますので、日割りで計算して引かれています。ですので実際の運用はこのような簡単な計算式ではありません。あくまでも概算となります。
ではこの条件で10年間運用した場合はどうなるのでしょうか。


【AさんN証券】は信託報酬\131,725- 購入手数料\39,600-で手数料の合計\171,325-となります。
【Bさん楽天証券】は信託報酬\35,255- 購入手数料\0-で手数料の合計\35,255-となります。
両者の差を計算すると 171,325 – 35,255 =¥136,070円の差となります。・・・ハワイ旅行に行けちゃいますね。これだけの差が出てくるんですね。手数料は例え利益が出ていなくてもかかってくる費用ですので、できるだけ減らしたいものです。
しかも本当はもっと差が開きます。このシュミレーションでは手数料をわかりやすくするために、運用利回りなどを含んでいない計算になりますので実際に複利で計算していくともっと差が出てきます。さらに積立金額、年数が増えるとその差は増していきます。
利回り・複利とは
例えば100万円の投資に対して年間4万円分の利益が出たとします。率にすると4%になりますので利回り4%という事になります。翌年は104万円に対して4%になりますので4万1,600円の利益が出るという事です。これを毎年、毎年繰り返していくと雪だるま式に膨らんでいきます。これを複利と言います。
手数料の説明が少し長くなってしまいましたが、手数料は長く運用する際には非常に重要なポイントになります。運用利回りがいくらよくても手数料が多くかかると実際の利益が減ってしまいます。手数料と利回りのバランスを見ながら運用していくといいですね♪
24時間買い付け
実店舗の場合ですと、株や投資信託を買おうと思っても店に出向かないといけませんし購入する時間も開店時間に限られます。電話注文もできますが手数料が高くなります。ネット証券の場合ですと24時間いつでも買い付けできます。※株式などの取引時間外を除きます。
おすすめポイント② 24時間いつでも買える
楽天ポイントがつかえる・たまる
楽天ポイント(通常ポイント)で投資信託等を購入する事ができます。全額ポイントで購入する事もできるので、現金を使わずにタダで購入する事も可能です。または一部ポイントを使う設定も可能です。
また毎月の積立購入でもポイントが利用できます。すべて利用する事も出来ますし、上限を決めて設定する事もできます。
楽天証券では投資信託を保有しているだけでポイントがもらえます。残高10万円ごとに毎月4ポイントもらえますので、何もせずに自動的にポイントが入ります。ただしこのポイントをもらうには以下の設定が必要です。①楽天銀行との連携「マネーブリッジ」(後ほど説明します)を行う②楽天銀行のハッピープログラムにエントリーする。一回設定するだけですので、あとは放置しておくだけでポイントがもらえます。
おすすめポイント③楽天ポイントがつかえる・たまる
楽天市場でもらえるポイントが増える

条件をみたせばSPU(スーパーポイントアップ)の対象となり、楽天市場で買い物した時に付与されるポイントが+1倍となります。
その条件とは楽天証券の口座開設後に①「楽天スーパーポイントコース」に申し込む。②ポイントを利用して投資信託を500円以上買う。
上の条件を満たせば翌月のSPU+1倍となります。
おすすめポイント④楽天市場でもらえるポイントが増える
ポイントを利用して投資信託を買う時はポイントのみで購入してもOKです。もしくは1ポイント以上+現金の組み合わせで購入でも大丈夫です。
一番おすすめの方法は積立で投資信託を購入してポイントを利用する設定にしておく事です。こうしておけば毎月忘れる事もありません。またポイント利用は自由に設定できます。1ポイントの利用から保有しているすべてのポイントを利用する事までできます。
ポイントは通常ポイントのみ利用可能です。期間限定ポイントは利用できません。
楽天カードで支払うとポイントがもらえる
楽天証券で投資信託を積立設定をすると、楽天ポイントが100円につき1ポイントもらえます。(上限50,000円)
積立日は毎月1日になります。1日が休みの場合は翌営業日になります。もちろん積立NISAにも使えます。
おすすめポイント⑤楽天カードで支払うとポイントがもらえる
楽天銀行とマネーブリッジで優遇金利
楽天銀行のサイトからマネーブリッジを申し込むだけで優遇金利0.1%(税引前)が普通預金に適用されます。楽天銀行の通常金利が0.02%(税引前)にですので、5倍の金利になります。設定も簡単ですので楽天銀行をお持ちの方はぜひ設定を行って下さい。お持ちでない方は・・・・そうです早速楽天銀行の口座を開きましょう。
おすすめポイント⑥楽天銀行とマネーブリッジで優遇金利
マネーブリッジとは楽天証券と楽天銀行の入出金を自動的に行う事です。(スイープといいます)楽天証券の口座に入金しなくても楽天銀行の口座残高分で株や投資信託等を購入できます。さらに楽天証券口座に配当などの入金があると夜の内に自動的に楽天銀行に入金されるので、優遇金利を受ける事ができます。もちろん入出金には手数料はかかりません。
まとめ
ではこれまで説明した内容を振り返ってみましょう。
- 取引手数料が安い。
- 24時間いつでも買い付けできる。
- 楽天ポイントが使える。貯まる
- 楽天市場でもらえるポイントが増える。
- 支払いを楽天カードにするとポイントがもらえる。
- 楽天銀行とマネーブリッジで優遇金利になる。
これらの条件を最大限に生かせる方法が下になります。
積立NISAでインデックスタイプの投資信託を積立、支払いは楽天カードに設定、毎月ポイント投資設定、余裕の資金は楽天銀行へ。
いかがでしたでしょうか。楽天系のサービスを利用されているかたはもちろん、そうでないかたもご検討してみてはどうでしょうか。優遇金利などは低金利時代(2020年現在)にはありえない金利となっています。
ここまで楽天証券の良い所をまとめてきましたが、もちろん良い所ばかりという事ではなくデメリットもあります。それは投資の相談がしにくい事です。店舗型の証券会社でしたら担当がついてくれて投資の相談を受ける事ができます。※ただそれが裏目に出ることもあります。
やはり最低限の知識や情報がないと投資で失敗してしまう事も多くなるでしょう。相場というものは先がどうなるかは誰にもわかりません。最後は自己責任となります。持っている資金を全額投資してしまって大損してしまったら泣くに泣けないですよね。
あっそうそう楽天証券では「日経テレコン(楽天証券版)」という日経新聞の記事や人事、財務などの情報も無料で見る事ができます。
どんな分野においても知識は武器にもなり防具にもなります。裸一貫で大勝負にでるのもいいかもしれませんが、いろんな装備を身に着けて冒険に飛び出したいものですね。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。