グルメ

明太子のお土産は稚加榮でしょ

福岡でのお土産の品で代表的な物の一つとして辛子明太子がありますよね。お土産コーナーには数多くの店があり、どれにしようか迷ったという方も多いのではないでしょうか。今回福岡に出張の機会があり、そんな中選んだ物がこれ「稚加榮(ちかえ)の辛子明太子」です。なぜおすすめかと言われると「私が食通だから」という事ではありません。

多くの方がそうだと思いますが人づての紹介になります。元々友人が昨年九州に旅行に行った際に地元の方におすすめの辛子明太子のお店をたずねた所、この「稚加榮」がいいよとおすすめされたのです。買ってみておいしかったという話を前に聞いていて、そういえば前にそんな事言ってたなと思いだし、LINEを送り店の名前を確認したという成り行きです。

そして現在社会で生きていれば必須のネット検索を行い評判を確認してみました。元々は料亭をやっているお店の様です。なんでも特徴は北海道産のたらこを厳選使用し使用する酒、唐辛子にもこだわって作っているとの事。評判も上々で結構有名な店の様です。よしここに決めよう。

という事で今回は迷う事なく、明太子を買うお店が決まってしまいました。

お土産コーナー

今回は博多駅のお土産コーナーで買ったのですが、辛子明太子のお店がこれでもかという程ならんでいました。なかでも大きなのが「ふくや」でした。売り場コーナーの一等地、一番入り口で広い面積(普通のお店の5倍位はあるんじゃないでしょうか。)を陣取っていました。ふくやの明太子も以前食べた事があり、おいしかった印象はあります。詳しい味は忘れてしましましたが・・・人間なんてそんなものか。

やまやの引力に引っ張られそうになりながら奥の方に足をすすめていくと明太子の店が並んでいる場所がありました。その中の一つに「稚加榮」がありました。

他のお店と変わらない大きさで私が名前を知らなかったら恐らく素通りしていたと思います。その位「ふつう」の店でした。

よく百貨店の地下のお惣菜売り場で対面式売り場があると思いますがあの方式で間口も2m位しかありません。

先程のやまやは人が入って商品を選ぶ事ができる位床面積を占有しています。失礼ですがそれと比べると雲泥の差がありました。

 

若干の不安を覚えつつ、商品を見ます。商品はシンプルに辛子明太子、あとは明太子イワシが置いてありました。辛子明太子は大きさの違いだけでした。

大きさと値段のバランスが私の想像以上でした。「高い」さすが料亭の品です。

今回は近所の懇意にしているご家族にお土産として渡すもの一つと家用のものの合計2個必要なんですが、一番小さな物で3切れ位のサンプルの明太子が入っています。148g入っているようです。さすがに近所の方は5人家族なので小さいなと思い一つ上の222gにしよう\3240(税込み)か・・・出費は痛いけど日頃お世話になっているし、「この222gの・・」と言い出した瞬間に

隣で同じ様に見ていた60代位のおじさんが「この370gのを5つちょうだい」と注文していました。一つ\5400(税込み)です。万札3枚を出しておつりを貰っているブルジョワの景気の良い注文を待ってから「この222gのを2つお願いします。」と小市民な注文で明太子を2個手に入れました。私にとっては合計\6480-は大金だ~

ちなみに「持ち帰り時間は5時間までとなっております。大丈夫ですか?」と聞かれたので、関西に住んでいる私は新幹線→在来線を乗り継いでも3時間30位では帰る事ができるので、問題ない旨を伝え受け取った。それ以上になると追加で保冷剤を用意するか、クール便で送ってもらうと良いのではないでしょうか。

プチプチの食感

持ち帰ったその日に早速食べようと、さっそく開封の儀にかかりました。まず紙袋から取り出し机の上に慎重に置きます。

「博多|料亭 稚加榮」の文字がちりばめられたデザインの包装紙に包まれた箱です。表面に賞味期限2020.2.4となっています。今日が2020年1月22日ですので昨日に作られたと仮定すると約2週間の賞味期限という事になります。まあ、間違いなくその日までには胃袋の中ですが・・

その包装紙をめくるとその中から紙の箱が表れてきました。

紙の箱をあけるとプラスティックケースが出てきました。明太子までの道のりは遠い。

さらにそのケースを開けると銀色のフィルムで覆われていました。

慎重にフィルムを開けると神々しく明太子が4本現れました。

赤とピンクの中間位の色合いでしょうか。表面の皮が光沢を放っています。

「合掌」

開封の儀が終わったので、早速頂きます。

貴重な明太子なので切った物が食卓に並びました。本当はまるまる一本をかぶりつきたい所ですが、頭数が足らないのでそこはご愛敬です。

明太子の切り身を口に運びます。

口の中で明太子がほどけます。ほどけた中でも玉子の一粒一粒を感じる事ができるくらい粒々がしっかりしています。

噛んでいくと味わいが出てきます。辛味はそれほどでもなく抑えた辛さとなっています。適度な塩分の中でだしの味が染み出してきます。

もうこうなったら止まりません。やっぱり明太子には白ご飯でしょう。ご飯の上に乗せて一緒に頂きます。ご飯が明太子の味わいとなり何杯でも行けそうです。大抵のものはご飯と一緒に食べるとうまさが倍増しますよね。

白米の偉大さを感じながら、あっという間にその日の内に完食してしまいました。

私の印象としては、そんなに長時間漬け込んでなく、新鮮なたらこの味わいを生かしている様に感じました。料亭らしい素材を生かした。作りこみになっている様に思います。この辺は好みがあると思いますが、このプチプチの食感は新鮮な内に食べないと出てこないと思います。

まとめ

博多のめんたいこ屋さんにはいろいろな店がありますが、今回は「稚加榮」というお店を紹介しました。以前にもふくやの明太子も食べた事もあるのですが、ふくやはもっと熟成された様な濃い味わいだったと思います。お店によりいろいろ特色がありますね。他にも数えきれないくらいのお店がありますので、マイナー店を自分で発掘していくのも面白そうだと思いました。それだけの予算があればの話ですが・・・

今回の「稚加榮」も間違いない品ですので一度福岡に行かれた時はお土産の品にいかがでしょうか。といいつつ実はインターネットと流通が発達した現在ではネットで注文できるんですね。切れ子などお求めしやすい商品もありますので、興味ある方はチェックしてみて下さい。下にリンクを貼っておきます。

博多|料亭 稚加榮オンラインショップ

最後までお付き合い頂きありがとうございました。